◆スノーボード ビッグエア W杯第2戦・決勝(6日、中国・北京) 8人で争う男子決勝で2023年W杯年間王者の木村葵来(…

◆スノーボード ビッグエア W杯第2戦・決勝(6日、中国・北京)

 8人で争う男子決勝で2023年W杯年間王者の木村葵来(きら、ムラサキスポーツ)が178・25点をマークし、2位に入った。第1戦で3位に入った木俣椋真(ヤマゼン)に続き日本勢が2戦連続の表彰台に立った。来年2月開幕のミラノ・コルティナ五輪代表選考大会で、結果を残して初の五輪へ一歩前に進んだ。

 決勝は3回のうちベストの2回が得点に採用され、昨季から続く五輪代表選考レースで争いがし烈な中、21歳の木村は、勝負の3回目にスイッチバックサイド1980(5回転半)を決めた。両手を広げて喜んで一時、首位に立った。しかし、その直後に22年北京五輪金メダルの蘇翊鳴(中国)が、大技をメイクし逆転。181・00点を出した地元のヒーローが貫禄の今季W杯開幕2連勝を飾った。五輪初出場を目指す20歳の宮村結斗(ムラサキスポーツ)は172・75点で4位となった。

 日本勢3人が臨んだ女子決勝は、18歳の鈴木萌々(キララクエスト)が計145・25点をマークし、W杯で自身3度目の表彰台となる3位に入った。2回目にフロントサイド1080(横3回転)で板をつかむグラブを入れて82・00点を出した。深田茉莉、岩渕麗楽、鬼塚雅で表彰台を独占した第1戦に続き日本勢が2戦連続表彰台に立った。

 18年平昌、22年北京五輪代表の鬼塚は1回目に大技で85・50点を出し、暫定トップに立ったが、勝負の3回目に転倒があって得点を伸ばしきれず。計118点で5位だった。

 22年北京五輪銅で今年の世界選手権覇者の村瀬心椛(ここも、TOKIOインカラミ)は、3回目に大技のバックサイド・トリプルコーク1440に挑んだが、着地を決められず悔しげな表情。109・50点で6位だった。