宮城県高校野球連盟が6日、加盟校向けのリーダー研修会兼アナウンス講習会を開催し、主将87人、マネジャー34人が参加した。…

宮城県高校野球連盟が6日、加盟校向けのリーダー研修会兼アナウンス講習会を開催し、主将87人、マネジャー34人が参加した。研修会前には仙台育英の原亜佑久(あゆひさ)外野手(3年)、仙台商の軟式野球部、引地遼汰前主将(3年)が体験発表を行った。

今夏、4季ぶりの甲子園に出場を果たした仙台育英。原は「本当に自分たちは甲子園にいけるだろうか」と悩んだ時期があったことを明かした。それでも、ドジャース大谷も活用したマンダラチャートで目標設定をし、日めくりカレンダーで積み重ねの“見える化″をするなど、工夫を凝らしてきた。「諦めずに理想を追い求める情熱がチームを強くさせる」と力強く口にし、「ここでしか出会えない仲間を大事にしてほしい」と締めくくった。

引地前主将は試合に出場できない時期も経験。「打てる、守れる選手だけが必要とされるわけではない。ベンチ内でも雰囲気を下げない、声掛けをする。そういう姿を見せることで信頼してもらえますし、リーダーとして、人として力がつくと思います」と話した。「悩んでいる時こそ、リーダーとして一番成長している」。悩んでいたかつての自分と重ね合わせながら、現主将たちにエールを送った。【木村有優】