<明治安田J1:柏1-0町田>◇6日◇第38節◇三協F柏柏レイソルのゲーム主将、DF古賀太陽(27)が、今季全38試合に…
<明治安田J1:柏1-0町田>◇6日◇第38節◇三協F柏
柏レイソルのゲーム主将、DF古賀太陽(27)が、今季全38試合にフルタイム出場を果たした。同クラブのフィールドプレーヤーとしては1999年のMF明神智和以来、実に26年ぶりのこととなった。
「純粋にフルタイムというのはずっと目標としてきたものではあった。今年達成出来るとは思っていなかったですけど、素直にうれしいというのと、後は本当に使い続けてくれたことに尽きると思います。今シーズンの僕のパフォーマンスに関しても、本当にみんなの力があってこそだと思うので、監督だったり、チームメートに感謝しかない」
最大の目標とした優勝には、あと1ポイント届かなかった。
「1ポイントしか離れていないところはより悔しく感じますし、1つ1つのプレーをふりかえってみるとキリがないんですけど、それをやっぱり来シーズンにつなげないといけない。シーズンを通してみたら、鹿島がずっと上にいたわけで、やっぱり鹿島が(優勝に)ふさわしかったということ。しっかり受け入れながら、ただ自信にしていいと思うし、来年は1番目に入るためにこの経験をしっかり生かしたい」
本拠地の「日立台」では常に熱いサポーターの声に支えられ、勝ち点を積み上げることができた。「サポーターのみなさんの力なしには勝てなかったし、数多くあったシーズンだったと本当に感謝しています」。だからこそタイトルで恩返しをしたかったという。
柏のアカデミー出身で、育成時代に強いレイソルの姿を見ていた。2011年以来、14年ぶりのリーグ制覇はならなかったが、誇れる2位。自身が描く「強いレイソル」を取り戻すべく足掛かりになった。
「強いレイソルを取り戻すためにはタイトルじゃ必要だと思っています。そこを逃した悔しさは残りますけど、ピッチで表現してきたものに間違いはないと思っています。見ているみなさんの反応を見ても、やっぱり美しいサッカーをしてくれていると言ってくれていましたし、そこはもう1回強いレイソルを取り戻すためのきっかけになるような年だった」
2025年の柏レイソルは、間違いなく魅力あふれるサッカーでJ1を席巻した。
◆26-27年ACLE 25年のJ1を制した鹿島の出場が決定。柏も出場権を得られる2位で終えた。日本勢は3枠の予定で、来年2月に開幕する特別大会「百年構想リーグ」の優勝クラブも出場する。ただ、25-26年ACLEでJクラブが優勝した場合、25年のJ1で2位の柏は出場しない。