【ワシントン5日(日本時間6日)=佐藤成】世界一への道のりが鮮明になった。26年W杯北中米大会(6月11日開幕)の抽選会…
【ワシントン5日(日本時間6日)=佐藤成】世界一への道のりが鮮明になった。26年W杯北中米大会(6月11日開幕)の抽選会が行われ、8大会連続出場の日本は中部地域で1次リーグ(L)を戦うF組に入り、相手はオランダ、チュニジア、欧州プレーオフB組(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)の勝者に決まった。出場国枠拡大に伴い、ドイツ、スペインと同居した前回のような「死の組」は回避。それでも簡単ではない実力国ぞろいの中、暑い中部地域での戦いが待つ。決勝トーナメント(T)1回戦ではブラジル、モロッコのいるC組突破国との対戦が濃厚となり、険しい道を駆け抜ける覚悟が必要となる。
◇ ◇ ◇
1次リーグ初戦で対戦する第1Pのオランダ代表クーマン監督(62)は日本を警戒した。準優勝3度、FIFAランキング7位(日本は同18位)で日本と1次L首位突破を争うライバルの指揮官は「日本代表は強いチームで、フィジカル的にも強く、いいサッカーをする」と高く評価した。
欧州予選G組で6勝2分けの無敗。27得点4失点と攻守に安定していた。日本は過去1分け2敗。W杯では10年南アフリカ大会の1次L第2戦で対戦し、0-1で敗れた。リバプールでMF遠藤航(32)と同僚のDFファン・ダイク(34)が主将を務め、エースFWデパイ(31)、バルセロナMFデヨング(28)ら各ポジションに一線級をそろえる。ただ日本も同国1部リーグ得点ランキングトップのFW上田綺世(27)や名門アヤックスでプレーするDF板倉滉(28)ら日本人選手が多く活躍しており、苦手意識はなさそうだ。