2026年北中米W杯の組み合わせ抽選会が日本時間6日未明、ワシントンDCのジョン・F・ケネディ・センターで行われた。F…
2026年北中米W杯の組み合わせ抽選会が日本時間6日未明、ワシントンDCのジョン・F・ケネディ・センターで行われた。FIFAランク1位で、13大会連続17度目出場となる2010年大会優勝のスペインは、H組に入り、カボベルデ(同68位)、サウジアラビア(同60位)、ウルグアイ(同16位)と同組になった。
「無敵艦隊」を率いるデ・ラ・フエンテ監督は抽選結果を受け「予想通り非常に複雑で難しい組み合わせになった。それぞれのチームに特徴がある。これは48チームが参加する大会だ。組み合わせを見た時、他のコーチ陣もそれぞれの難しさについて考えていたに違いない。彼らと話した時に皆そう言っていた。私も同じ意見で、非常に難しい数試合だ」と感想を述べた。
2度目のW杯優勝へ「最有力」との声も挙がるが「我々はこのW杯で何か大きなことを成し遂げたいと思っている。そのためにはグループリーグ(GL)で良い結果を出し、進まなければならない。その後の試合はますます複雑で困難になるからだ」と冷静に語った。
H組の会場は、東部のアトランタ、マイアミ、中部のグアダラハラ(メキシコ)もしくはヒューストンと広範囲にわたるため、同監督は「一番心配なのは試合間の移動が多く、距離が長すぎることだ。明日、試合がどのように構成されているかを見て、状況を考えていく。3、4日ごとに何キロも移動すること、それが我々が最も心配している問題だ」と不安を口にした。
GLでは圧倒的実力から首位突破が見込まれる。「GLで1位になることは、その後の展開を考えると常に重要になる。さっきスカロニ(アルゼンチン代表)監督と会った時、どちらかがつまずいたら(決勝トーナメント1回戦で)対戦するかもしれないと話をした。我々がGL1位でアルゼンチンが2位になる可能性もあれば、その逆もあるだろう。我々がコントロールできるのは自分たちのパフォーマンスだけ。GLで1位を目指し、決勝トーナメントで勝ち続けること。それが我々のコントロールできる唯一のことだ」と話した。
グループ最終戦のウルグアイ戦に向けて問われると「我々はその前の2戦で勝たなければならない。初戦はカボベルデ、次は前回アルゼンチンに勝ったサウジアラビア。非常に難しいだろう。3戦目にどのような状態で進むかも考えなければならない。しかし私にとっては3試合とも同じレベルの難しさだ」と強調した。