◆明治安田J1リーグ▽第38節 鹿島2―1横浜FM(6日・メルスタ) 鹿島が9シーズンぶり9度目のJ1制覇を果たした。主…

◆明治安田J1リーグ▽第38節 鹿島2―1横浜FM(6日・メルスタ)

 鹿島が9シーズンぶり9度目のJ1制覇を果たした。主要タイトル通算21冠目となり、Jクラブ最多を更新した。

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 レオセアラがゴール数を21に伸ばし、得点王を獲得した。最終節のこの日も2ゴールを奪い、エース仕事を果たした。

 最終的に柏との2試合で2勝した結果は優勝に直結したが、この2試合で4得点をマークしたレオセアラの存在はあまりに大きかった。

 2度目の来日から、今年で5年目を迎えた。10月に東京・味の素スタジアムで行われた日本代表とブラジル代表の親善試合を現地で観戦。自身は母国ブラジル代表の、妻は日本代表のユニホームを着用してスタジアムに向かった。「どちらの国も、私たちにとって特別な国なので。その思いを表現したかったんです」と明かす。

 いつだって真剣に練習に取り組み、手を抜くことを嫌う勤勉な性格は、日本で大成できた理由の1つだろう。

 「鹿島が強い時には、必ず強力なブラジル人ストライカーがいる」と言われて久しい。レオセアラ抜きで、今季の鹿島を語ることはできない。