◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第3日(6日、東京…
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第3日(6日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、5打差の6位から出た金谷拓実(SOMPOひまわり生命)が4バーディー、1ボギーの67で回り、通算5アンダーで首位と3打差の6位につけた。「とにかく自分のプレーをしました。どのホールもできたと思います」とうなずいた。
1番パー4でいきなり魅せた。残り120ヤードからの第2打をピッチングウェッジでピンそば1メートルにつける好ショットに大歓声。バーディー発進で気温10度を下回る東京よみうりCCを熱くした。8番パー3ではグリーン右側のエッジ、ピンまで約20ヤードからウェッジで傾斜を使って転がしてピンそば数十センチにピタリ。難関ホールの18番パー3こそアプローチで寄せてからの約2メートルのパーパットを沈められずボギーとしたが、持ち前の「粘り強いゴルフ」を展開し、優勝戦線で最終日を迎えることになった。
大会前日の3日に女子プロゴルファーの吉本ここね(不二サッシ)と1月に結婚したことを公表。先に今季の戦いを終えた妻が、10月の日本オープン最終日以来、応援に駆けつけ、全18ホールをついて回った。「今朝こっちに入って、一緒に来ました。全然ゴルフの内容も違うし、やるのと見るのとでは全然違います。すごく楽しかったです」と声を弾ませた。金谷も「うれしかった」と力に変えて戦った。
昨年は3位に入って逆転して初の賞金王を戴冠しており、思い出深い大会。ただ、20年5位、21年3位、23年2位、24年3位と頂にはあと一歩、手が届いていない。「好きな大会。とにかく自分らしいプレーで頑張ります」と念願の今大会初Vへ腕をまくった。