<カーリング五輪最終予選:日本8-4米国>◇5日(日本時間6日)◇1次リーグ◇カナダ・ケロウナ【ケロウナ=飯岡大暉】26…

<カーリング五輪最終予選:日本8-4米国>◇5日(日本時間6日)◇1次リーグ◇カナダ・ケロウナ

【ケロウナ=飯岡大暉】26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)に向けたカーリング五輪最終予選が開幕した。

女子日本代表(世界ランク5位)のフォルティウスは、初戦で強敵米国(同10位)に8-4で勝利した。

日本は24、25年の世界選手権では好成績を残せず、五輪出場権を獲得できていない。残る枠は2つ。9月の代表決定戦でロコ・ソラーレ、SC軽井沢クラブとの三つどもえを制したフォルティウスが、ラストチャンスに挑んでいる。

スキップ吉村紗也香(33)の一問一答は以下。

-いかがだったでしょうか「1エンド目から2点取ることができて、常にこうリードする展開を作れていたので、本当に初戦から1つ1つのショットっていうところも決まってましたし。でも、その中でもまだ課題っていうところが見えたので、次に向けてまたこの後しっかりミーティングをして、次に向けてまた頑張っていきます」

-このアメリカ戦でこの初戦を取ることができた、この意味合いというのはどうでしょうか

「やはりアメリカもやっぱ強いチームですので、必ず上がってくるチームだなっていう風に思ってるので、この初戦、初戦勝てたのはすごく大きいと思いますし、自分たちもほんとに1試合目からいい調子でプレーできたので、またさらに精度を上げて明日も頑張っていきます」

-試合前に冷静に、そして勝負どころを見極めてという話がありました。そのような試合運びができましたか

「常に後攻の時は2点をこう見ながら、後攻の時にしっかり複数点取ったりとか、エンドと点差と見て、ここは1点でいいところだとか、そういったところをしっかり見ながら、リスクをあまり取らないように、しっかりシンプルショットは決めるっていうところに。

はい、集中してやっていました」

-初戦でしたけれども、スキップの吉村選手のショット率、素晴らしいものがありましたけれども、ご自身のプレーについては振り返ってどうだったでしょうか

「そうですね。でも、あれ、その中でもちょっとやっちゃったなっていうところもあったので、そういったところはもっと精度上げていきたいなっていう風に思いますし、私と他の選手もほんとによく投げて、ま、いいショットを決めてくれてたので。私もすごく助かっていました。

-7エンドのダブルテイクのところは、アングル見ていけるっていう感覚があったんですか

「角度的には当たる位置は見えていたので、あそこはもうもう思いっきり投げました。でも、いけるっていう自信はあったので」

-9エンドでもですね。テイクショット、ヒットアンドロールですね。素晴らしいものを決めましたけども、あのあたりで1つ流れを引き寄せた部分ありましたか

「あれが決まったことによって、相手に最後ミスが出て、複数得点のチャンスが来たので、しっかりそこで決め切って、最後のエンド3点アップっていうのは、すごくやっぱり勝利に近づくっていうところでは、その1投目はしっかり決めきれて、それが複数点に結びついたっていうところではすごく嬉しかったです」

-さあ、これで重要な初戦を取って、次はドイツ戦となりますが、次に受けてもお願いします

「次に向けて。また初戦を踏まえて、まだこう、さらに精度を上げていけるところっていうのがあるので、そこをもっともっとうまくショットを繋げながら、まずはいいところに、決めていきながら。今できることに集中して頑張ります」

★男女の26年ミラノ・コルティナ五輪への道 五輪には各10カ国が出場。開催国イタリアを含む8枠が決定しており、残り2枠を最終予選で争う。8チームで総当たりの予選を行い、上位3チームがプレーオフに進出。予選1位と2位が対決し、勝者は五輪へ。敗者は予選3位との決定戦に回り、勝てば五輪に進む。

◆女子フォルティウスの日程 ※日本時間。()は世界ランクで日本は5位

6日午後0時 米国(10位)

7日午前7時 ドイツ(13位)

8日午前2時 オーストラリア(24位)

8日午後0時 チェコ(15位)

9日午前7時 トルコ(12位)

10日午前2時 エストニア(14位)

10日午後0時 ノルウェー(7位)

11日午前7時 PO(1):予選1位×2位

12日午前3時 PO(2):(1)敗者×予選3位