12月6日の中山9R・葉牡丹賞(2歳1勝クラス、芝2000メートル=11頭立て)は、4番人気のサノノグレーター(牡2歳…

 12月6日の中山9R・葉牡丹賞(2歳1勝クラス、芝2000メートル=11頭立て)は、4番人気のサノノグレーター(牡2歳、美浦・尾形和幸厩舎、父グレーターロンドン)が、昨年の同レースでヴィンセンシオがマークした2歳コースレコードを0秒6短縮して完勝した。勝ち時計は1分58秒2(良)。

 レースは前半1000メートル58秒9の速めの流れ。道中は中団を追走。4コーナーを抜群の手応えで回ってくると残り200メートルでは先頭に。あとは後続を突き放すだけで最後は3馬身差。他馬と脚いろの差は歴然だった。横山武史騎手は「初めての右回りで開幕週の馬場、差し脚質のこの子には難しい条件かと思っていましたが、展開が向いたとはいえ、すごくいい勝ち方だったと思います。開幕週なのでレコードはアテにはならないですが、内容は良かったです」と想像を上回る走りをたたえた。

 尾形調教師は「(ペースが)流れていて絶好のポジション。距離も体調も全てのベクトルがいい方に行きました。初めての右回りで右にもたれていたので、何らかの対策をしていきたい」とレコード勝ちにも気を引き締めた。

 前走後にはソエが出たように現状では未完成。今後の予定は決めずに馬の状態を見極めていく。