ラグビーの関東大学対抗戦は7日午後2時、東京・国立競技場で早稲田大と明治大による第101回の定期戦「早明戦」が行われる。…
ラグビーの関東大学対抗戦は7日午後2時、東京・国立競技場で早稲田大と明治大による第101回の定期戦「早明戦」が行われる。
2年連続の対抗戦優勝を目指す早大は6日、東京・上井草の練習場で前日調整。実戦を想定したメニューなどで汗を流した。
現在は5勝1敗の勝ち点32。引き分け(勝ち点3)以上で頂点に立つ一方、相手も勝利で優勝となる大一番だ。CTB野中健吾主将(4年=東海大大阪仰星)は「勝つのと負けるので、全然違う状況になる。学生最後の早明戦なので、本当にあの環境でできることに感謝しながら、最後は勝ちきりたい。テーマは『圧倒』。自分たちの力を過信しているわけではなくて、自分たちで『やればできる』という自信がある」と冷静な口調で言い切った。
先発SOは1年時から大車輪だった服部亮太(2年=佐賀工)が担い、日本代表FB矢崎由高(3年=桐蔭学園)もFBとしてけん引する。攻撃だけでなく、防御からの切り替えでもキーマンとなる服部は「(ハイパントは)対策というより、僕がキックをキャッチするだけ。みんなが前で体を張ってくれるので、僕は捕る役割を全うしたい」ときっぱり。矢崎は「自分の力を出す。『特にこれをやろう』というのはなく、目立とうとせずに、自分が試合で重ねている役割を順番にやっていきたい」と誓った。
通算成績は早大の56勝42敗2分け。勝敗で全国大学選手権の対戦カードも変わるため、6季ぶりの大学日本一へも重要な80分となる。【松本航】
◆早大
〈1〉杉本安伊朗(3年=国学院久我山)
〈2〉清水健伸(3年=国学院久我山)
〈3〉前田麟太朗(2年=桐蔭学園)
〈4〉新井瑛大(3年=大阪桐蔭)
〈5〉栗田文介(4年=千種)
〈6〉城央祐(2年=桐蔭学園)
〈7〉田中勇成(4年=早稲田実)
〈8〉粟飯原謙(4年=桐蔭学園)
〈9〉糸瀬真周(4年=修猷館)
〈10〉服部亮太(2年=佐賀工)
〈11〉山下恵士朗(2年=早稲田佐賀)
〈12〉野中健吾(主将、4年=東海大大阪仰星)
〈13〉福島秀法(4年=修猷館)
〈14〉田中健想(2年=桐蔭学園)
〈15〉矢崎由高(3年=桐蔭学園)
〈16〉杉村利朗(2年=東福岡)
〈17〉勝矢紘史(4年=長崎北陽台)
〈18〉平山風希(1年=大分東明)
〈19〉小林光晴(2年=福岡)
〈20〉松沼寛治(3年=東海大大阪仰星)
〈21〉川端隆馬(1年=大阪桐蔭)
〈22〉黒川和音(4年=茗渓学園)
〈23〉鈴木寛大(3年=倉敷)
◆明大
〈1〉田代大介(3年=大分舞鶴)
〈2〉西野帆平(4年=東福岡)
〈3〉山口匠(3年=流通経大柏)
〈4〉亀井秋穂(3年=長崎北陽台)
〈5〉菊池優希(4年=山形中央)
〈6〉最上太尊(4年=仙台育英)
〈7〉大川虎拓郎(3年=東福岡)
〈8〉利川桐生(4年=大阪桐蔭)
〈9〉柴田竜成(4年=秋田工)
〈10〉伊藤龍之介(3年=国学院栃木)
〈11〉阿部煌生(2年=流通経大柏)
〈12〉平翔太(主将、4年=東福岡)
〈13〉東海隼(4年=光泉カトリック)
〈14〉白井瑛人(2年=桐蔭学園)
〈15〉古賀龍人(1年=桐蔭学園)
〈16〉高比良恭介(2年東福岡)
〈17〉桧山蒼介(3年=尾道)
〈18〉佐々木大斗(1年=常翔学園)
〈19〉倉掛太雅(2年=東福岡)
〈20〉楠田知己(4年=東海大大阪仰星)
〈21〉萩井耀司(2年=桐蔭学園)
〈22〉海老沢琥珀(3年=報徳学園)
〈23〉藤井達哉(3年=東福岡)