<カーリング:五輪最終予選>◇5日(日本時間6日)◇女子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ来年2月のミラノ・コルティナ五輪(オ…

<カーリング:五輪最終予選>◇5日(日本時間6日)◇女子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ

来年2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)に向けたカーリング五輪最終予選が5日(日本時間6日)、カナダ・ケロウナで開幕した。

女子日本代表(世界ランク5位)はフォルティウスが出場。出場8チーム中わずか2枠しかない五輪切符をかけ、スキップ吉村紗也香(33)を中心に、日本女子8大会連続出場を目指す。

初戦は同10位の米国と対戦。3月の世界選手権で6-9で敗れた最大のライバルから初戦白星を狙う。

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同点で迎えた第4エンド、有利な後攻の日本はガードを置きつつ、ハウスに石を置いていく。セカンド小谷優奈の2投目までを終えて、日本の石だけがハウスに2つ。相手サードが2投目でダブルテークアウトを決める。吉村は1投目でガードすれすれを抜けながら、相手の石をはじく。相手の2投目を終えて日本がナンバーワンを確保。2投目でドローショットを丁寧に決め2点追加。4-2と突き放した。

第5エンドの後攻は米国。1、2投を担当するリードは円の中の石を互いにはじき合った。その後、相手がハウスに2つ石を置くが、サード小野寺佳歩が1投目でダブルテークアウトのナイスショットを見せ、相手の黄石だけを2つはじく。サード終了時で両軍の石は1つずつとなった。

迎えたスキップの吉村紗也香。2投目でナンバーワンを置き、相手に1点を取らせる形を作る。米国のラストショットは弱くなり、ぎりぎり日本の内側へ。しかし、米国のスイープが日本の最も内側にある石に当たり、わずかに円心から外側へ移動。ただ、日本チームはその差分を見ても米国の石が内側と判断し、米国に1点が入った。日本が1点リードの4-3で前半を折り返した。