5日に米ワシントンで2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会の組み合わせ抽選会が行われた。この結果を受け、スペイン紙ア…

5日に米ワシントンで2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会の組み合わせ抽選会が行われた。この結果を受け、スペイン紙アスが各グループの優勝候補について分析している。

H組に入ったFIFAランキングトップのスペインについて、2強2弱のグループであることを示唆しつつ、前回王者との早期対決を避けるため、首位通過が必須であることを強調した。

「抽選の結果、強敵ウルグアイ、次ラウンド進出を確定させるために必ず勝たなければならないサウジアラビア、カボベルデと対戦することになった」

「グループ2位になった場合、決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンと対戦する可能性があるため、課題をクリアしなければならない。アルゼンチンも同じように考えているはずだ。一方、両チームともにグループ首位となった場合、スペインはオーストリア、アルジェリア、ヨルダンとの楽な対戦となる」

また同紙は、本当に難しいグループは存在しない中、南米と欧州の雄が1番厳しいグループに入ったと見ている。

「優勝候補にとって非常に危険なグループがいくつか生まれている。“死の組”は存在していないが、今大会は参加国が膨大のため、その事態が発生する可能性は低かった。その中でC組(ブラジル、モロッコ、スコットランド、ハイチ)とI組(フランス、セネガル、ノルウェー、ボリビア/スリナム/イラクのプレーオフ勝者)にビッグネームが名を連ねている」

日本が入ったF組に関しては、簡単に勝ち抜けるグループではないことを強調した。

「オランダは頭痛の種になり得るグループに入った。ロナルド・クーマン監督率いるチームは、日本、チュニジア、ハイレベルな欧州予選プレーオフを勝ち抜いてくるチーム(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)と対戦する」

一方、その他の優勝候補および開催国にとっては、それほど難しいものにならないと予想している。

「アルゼンチン(オーストリア、アルジェリア、ヨルダン)とイングランド(クロアチア、ガーナ、パナマ)は何らかのサプライズはあるかもしれないが、この2つの優勝候補にとって、それほど心配する必要がないだろう」

「ドイツは非常に大きな幸運に恵まれた。キュラソー(初出場)、コートジボワール(アフリカ予選で苦戦)、エクアドル(唯一やや脅威となるチーム)とE組で同居した。ベルギーとポルトガルのグループもそれほど厳しくはないだろう」

「最も楽なのは当然ながら開催国のグループだ。優勝候補が同居していないため、グループのレベルは大幅に落ちている」

(高橋智行通信員)