【ワシントンDC(米国)5日=岩原正幸】FIFAW杯2026北中米大会の組み合わせ抽選会が米国東部時間5日(日本時間6…

 【ワシントンDC(米国)5日=岩原正幸】FIFAW杯2026北中米大会の組み合わせ抽選会が米国東部時間5日(日本時間6日)にワシントンDC、ジョン・F・ケネディ・センターで行われ、8大会連続8度目の出場となるFIFAランク18位の日本はF組で、同7位オランダ、同40位チュニジア、欧州予選プレーオフ(PO)B組(スウェーデン、ウクライナ、ポーランド、アルバニア)の勝者と戦うことが決まった。

 日本サッカー協会の宮本恒靖会長が抽選会後、取材に応じた。

 主な一問一答は以下の通り。

 ―グループステージ組み合わせについて。

 「なかなか厳しいグループ。強い相手がいる。いつもW杯は、どことやるとしても簡単ではない」

 ―前回カタール大会と比べると、オランダが1個抜けていてという感じのグループか?

 「(22年)カタールの印象の方が強いので、あの時は本当に厳しいグループだったと思うが、今回に関しては、簡単ではないグループという見方」

 ―オランダの印象は。

 「個のレベルが高い選手たちが集まっているチーム。欧州でやっている選手に関しては、ある程度分析もしやすいかなと思う。(日本は対オランダ未勝利だが)フィジカルが強く、背も大きく、サイドに高い選手がいたり、特徴ははっきりしている選手が多い」

 ―チュニジアの印象は。

 「チュニジアは予選を見る限りは、失点もしていないので、守備が堅いのかなというところ。2年前に関西で親善試合をしている。フィジカルのサイズもあったチームだと思う」

 ―欧州プレーオフはどのチームが来るかまだ分からない。

 「どのチームが来ても力はあるので、対策は難しいと思う」

 ―今の日本代表の強さを改めて。

 「たくさんの選手が欧州でやっているというところで、日常的にチャンピオンズリーグのレベルとかを経験している分、どの対戦相手が来ても、メンタル的にも対等以上のものでやれるところはあると思う。あとはチームの中で競争が多いというのも、チームが強くなっている良い感じで回っている要因かなと思う」

 ―1次リーグ会場は中部エリアとなったが。

 「暑さとの戦いはどうしても出てくるかなと思う。暑さもあるし、湿度の高さも一つのキーになる」

 ―ベースキャンプ地を決めるにあたり、今後スタッフがこちらに残ったりする予定は?

 「もちろん残って最終的にというところはスタッフがやりますし、対戦場所(の候補)が決まったが、その前からある程度しっかりと暑熱対策ができる場所のイメージをしながら選定はしてきている。それにのっとった決定になるかなと」

 ―中部エリアで移動も含め、どんな印象があるか。ベースキャンプについての考え方も。

 「ベースキャンプに関しては、できるだけ暑いというか暑熱対策ができるところで、そこ(で調整して)からどこに行っても対応できる。涼しいところに行けば涼しい、暑いところに行っても、そこでやっても大丈夫というところを選ぼうと思いながら今まで来ているので。今回、試合会場が決まったところで最終的な判断ができると思う」

 ―決勝トーナメント(1回戦)に勝ち上がると、ベスト32でC組(1位か2位)との対戦する可能性が高い。

 「(C組に)ブラジルがいてというところとか、一度経験している強さはあるので、またこれから強い相手とやって、親善試合で準備していく」

 ―来年3月の強化試合については?

 「もう少しで発表できると思う。力のある国とやれる見通しが立ってきているので、そこに関しては、今回のグループの中にも欧州のチームが多いというところでは良い対策になる」