【ワシントンDC(米国)5日=岩原正幸】FIFAW杯2026北中米大会の組み合わせ抽選会が米国東部時間5日(日本時間6…

 【ワシントンDC(米国)5日=岩原正幸】FIFAW杯2026北中米大会の組み合わせ抽選会が米国東部時間5日(日本時間6日)にワシントンDC、ジョン・F・ケネディ・センターで行われ、8大会連続8度目の出場となるFIFAランク18位の日本はF組で、同7位オランダ、同40位チュニジア、欧州予選プレーオフ(PO)B組(スウェーデン、ウクライナ、ポーランド、アルバニア)の勝者と戦うことが決まった。

 ミックスゾーンで記者陣に対応した日本代表の森保一監督は「非常に厳しいグループに入った」と受け止めた。「まだ1チームは決まっていないが、欧州のプレーオフを勝ち上がってくる。国の名前を見てもストレートでW杯に出てきてもおかしくない国ばかり。プレーオフで上がってくるチームも含め、非常に力のある対戦相手ばかりなので、厳しいグループかなと思う」と分析した。

 グループリーグの開催地はモンテレイ(メキシコ)、ダラス、ヒューストン、カンザスシティーの中部地区が候補となり、「おそらくW杯の時はめちゃくちゃ暑いと思う。非常に厳しい環境の中、戦わないといけないという印象。覚悟を持たないといけない」と気を引き締め、「暑さの中で戦うという部分では、体力的にもメンタル的にも(重要)。ただでさえW杯は負荷がかかるというところで、気候の部分でも、タフに戦う準備をしておかないといけない」と見据えた。

 これまで「W杯までに2~3チーム分の戦力を」とテーマを掲げており、暑い地域での試合でメンバーを代えながら選手層の厚さを生かす戦いも視野に入れる。「タフな戦いを、より高いレベルの選手たちを使いながら試合を勝ち切っていくことが今の日本はできる。選手層の厚さを我々は強みに、準備したい。ただ相手チームも同じことをやってくる。我々の方がいい準備をした中で、最後メンタルの部分でも相手を上回っていければ」と強調した。

 来年3月には欧州遠征(2試合)を行う予定。指揮官は「W杯本大会で(グループに)欧州から2チーム入ってきたということで、来年3月の親善試合が欧州でできるという部分は(大きい)。欧州のチームはどのチームもインテンシティー(強度)が高く、球際を激しく戦う。推進力を持ってゴールに向かってくるところは、どのチームもやってくると思うので、もちろん全てではないが、欧州の戦いを知った上で自信を持ってW杯で欧州のチームと試合ができればいい」と思い描いた。