楽天に大化けの可能性がある右の大砲候補2人が加わった。5日、仙台市内で新入団選手発表会見が行われた。育成4位の神奈川大・…
楽天に大化けの可能性がある右の大砲候補2人が加わった。5日、仙台市内で新入団選手発表会見が行われた。育成4位の神奈川大・金子京介内野手(21)は身長186センチ、体重100キロを誇り、盛岡大付(岩手)時代には高校通算58本塁打をマークした生粋の飛ばし屋だ。「遠くに飛ばせるのが強み。球場で多くのホームランを打ちたい」。アーチストとして覚醒する。
短期集中でプロ入りをつかんだ。「大学4年生になる時に就職活動、このままじゃやばいってなって。野球をちゃんとやろうと」。体を絞ることから始め、約20キロ減量。それを機に少しずつ打てるようになったという。高校時代は帽子に「齋藤飛鳥」と記していたほど乃木坂好きだ。「グッズやライブに行ったり。あとライブ会場に行く移動費とかに使いました」。総額100万円ほどを推し活に費やした豪快エピソードもある。
育成2位の日本海L石川・大坪梓恩外野手(21)は身長190センチ、体重110キロと金子よりも大柄だ。日本海Lで本塁打王に輝き、ボイトに憧れる強打者は「スタジアムの観覧車にぶつけられるように」と腕ぶした。
楽天には浅村の後継者となる右の大砲出現が求められている。ダイヤの原石2人が支配下登録を勝ち取り、スラッガー問題を解決する。【山田愛斗】