【ワシントンDC(米国)5日=岩原正幸】来年6月11日に開幕する2026年北中米W杯の組み合わせ抽選会は5日(日本時…

  【ワシントンDC(米国)5日=岩原正幸】来年6月11日に開幕する2026年北中米W杯の組み合わせ抽選会は5日(日本時間6日)、米国のワシントンDCで行われる。FIFAランク18位の日本はポット2に入る。

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 ポット4はヨルダン(66位)、カボベルデ(68位)、ガーナ(72位)、キュラソー(82位)、ハイチ(84位)、ニュージーランド(86位)が既に決定。他には欧州予選プレーオフ(PO)に回っている4か国と、大陸間POを突破した2チームが振り分けられる。

 ポット4で鍵になるのは欧州予選PO組。欧州予選の各組で2位になったため、W杯出場は決められていないが、4度のW杯優勝を誇るイタリア代表(12位)やデンマーク代表(21位)などの強敵がひしめく。日本が欧州予選PO組と1次リーグで同組になった場合、ポットによるアドバンテージがとれず、厳しい戦いになる可能性は高い。

 ガーナも強敵だ。11月の対戦前にMF久保建英が「みんなが思っているガーナよりたぶん強い」と警戒していたように、MFクドゥス(トットナム)やMFセメンヨ(ボーンマス)ら、欧州5大リーグで活躍する選手がいる。数字上のランクより実力があることは間違いない。同様にニュージーランドもランクは低いが決して侮れない。

 日本は過去のW杯で、ランクの低い相手に苦戦してきた。過去7大会の1次リーグにおいて、最もランクの低い国(日本を除く)と対戦した際の成績は2勝1分け4敗。カタールW杯でもドイツとスペインを撃破した一方で、コスタリカには0―1で敗れた。このポット4のチームから確実に白星を取れるかどうかで、決勝トーナメントの進出、そして過去最高成績(8強)を更新できるかが分かれる。