<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇5日◇第2日◇名古屋市・IGアリーナ◇ペア・フリー愛称「りくりゅう…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇5日◇第2日◇名古屋市・IGアリーナ◇ペア・フリー

愛称「りくりゅう」こと三浦璃来(りく、23)木原龍一(33)組(木下グループ)が、3年ぶり2度目の優勝を果たした。

ショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーは、2人横並びで跳ぶジャンプで木原が手をつくなどミスは出たものの、フリーで自己ベストの147・89点、合計225.21点をマーク。10~11月のGPシリーズ上位6組が集ったハイレベルな争いの中、2年ぶりに制した昨季の世界選手権に続いて主要国際大会を制した。来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)での日本勢初の金メダル獲得へ、大きく弾みをつけた。

木原は「自分たちらしい滑りをしようと思っていた」。三浦も「皆さんの応援がなければ、最後まで滑りきることができなかった。私たちから組んでから応援してくださっている皆さんに、感謝を申し上げたいです」と笑みを浮かべた。

これで今季はGPシリーズから3連勝を達成。同一シーズンの主要国際大会を全て制す「年間グランドスラム」を達成した22-23年以来、2度目の連勝街道を突き進んでいる。

今大会は名古屋開催。2人が結成前の19年にトライアウトをしたのは、愛知・東海市出身の木原がかつて拠点としていた名古屋市内の邦和スポーツランド(現邦和みなとスポーツ&カルチャー)だった。あれから6年。「りくりゅう」にとって始まりとなった地で、節目となる五輪シーズンにタイトルをつかみ、大きな成長を示した。