日本高野連は5日、大阪市内で今年度の第5回理事会を開いた。酷暑対策として本格的な議論を進めてきた「7イニング制」の是非に…
日本高野連は5日、大阪市内で今年度の第5回理事会を開いた。
酷暑対策として本格的な議論を進めてきた「7イニング制」の是非について、今年1月から「7イニング制等 高校野球の諸課題検討会議」で10回にわたって議論してきた最終報告を公表。「採用が望ましい」という報告を受けて、日本高野連は「是非について継続して議論していく」と表明した。
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最終報告書は甲子園球場についても触れた。過密日程の緩和、酷暑対策として他球場の使用案が挙げられてきた。
ただ「高校野球が目指すもの」とつづった中で「全国高等学校野球選手権大会および選抜高等学校野球大会は1924年(大正13)8月の甲子園球場開場以来、100年以上にわたって同球場を会場としてきた。甲子園は「聖地」とも呼ばれ、高校野球そのものを指す代名詞にもなっているのみならず、他の文化的活動、イベントなどでも「〇〇甲子園」といった呼称が広く浸透している。歴史的、社会的な見地から、今後も甲子園球場において両大会を開催することが望ましい」と明記された。