B2ベルテックス静岡が5日、今季B3から昇格した横浜EX戦(6、7日)に向けて、会場となる静岡市中央体育館で練習した。…
B2ベルテックス静岡が5日、今季B3から昇格した横浜EX戦(6、7日)に向けて、会場となる静岡市中央体育館で練習した。前節の信州戦はワールドカップアジア予選のグアム代表に招集されていたSGサイモン拓海(25)が合流。現在、6連敗中と苦しむチームの起爆剤に名乗りを上げた。
期待のシューターが戻ってきた。W杯アジア予選のフィリピン戦を終えて、2日の火曜日に帰国したばかり。「代表では睡眠が取れなくて、ハードだった」と言うが、「帰ってきてから10時間以上寝たので問題ない」と、元気いっぱい。連敗ストップのかかる横浜EX戦に向けては、「チームの勝利に貢献したい」と、力を込めた。
グアム代表から自信をつけて帰ってきた。第1戦は12本シュートを放って無得点に終わったものの、第2戦は3点シュートを7本決めるなど23得点と大爆発。チームが2連敗した中、気を吐いた。「2、3年前の自分なら第1戦であれだけ入らないと、1か月近く落ち込んだけど、すぐに第2戦で戻ってこれたのは良かった」と、精神面の成長を喜んだ。
現在、ベルテは苦しい状況に置かれている。3勝16敗で西地区最下位。ひとつ上の6位・奈良に4ゲーム差を付けられている。今節の横浜EXの初戦に敗れれば、早くも今季2度目の7連敗だ。ここまでチームの1試合平均66・4点はB2の14チームワーストで、得点力不足が大きな要因となっている。「まだリーグは41試合ある。これまでの努力を信じてシュートを打ち続けたい」。3点シューターが、得点力不足にあえぐチームのカンフル剤になる。