92年組でチームを盛り上げる。エスコンフィールドで自主トレ中の日本ハム玉井大翔投手(33)が5日、同学年の西川遥輝内野手…
92年組でチームを盛り上げる。エスコンフィールドで自主トレ中の日本ハム玉井大翔投手(33)が5日、同学年の西川遥輝内野手(33)の5年ぶり復帰を歓迎した。西川の加入で、同世代は加藤貴、山崎、阪神から加入の島本の計5人に。若い00年、03年世代がともに10人を超える大勢力だが、経験豊富なベテラン勢が存在感を示していく。
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玉井が同世代西川の復帰を喜んだ。「うれしいっすね。一緒にやってた仲間が戻ってくる。しかも同級生ですし。またみんなで盛り上げていければと思います」。今オフは阪神から島本も加入し、92年組は“勢力拡大”。「この年になってこれだけ同級生が増えるとは思ってなかったので、そういうのもうれしい。若手も勢いがあるので、それに負けないように頑張ります」。達、福島らの03年世代、万波、野村らの00年世代とはひと味違う、渋い光を放っていく。
ともにプレーした21年までは、中堅・西川から助言を受けることも多かった。「(投球)フォームもそうだし、配球もバッター目線で『もうちょっとこうやって攻めてったらいいんじゃない』みたいなことも言ってくれていた」。4度の盗塁王、ゴールデングラブ賞を獲得した実績豊富なスピードスター。チームにとっても「盗塁技術だったり守備のちょっとしたポジショニングとか、細かいところのうまさがある。出塁率も高いですし。すごく頼りになる存在なんじゃないかな」と、プラス要素を口にした。
投手と野手でポジションは違っても、当時は同学年で食事に出かけたりしていたという。「想像するに(西川)遥輝が『歓迎会やってや』と言い出して、加藤がちょっと動き出すイメージですね。僕は言われるがままって感じです」と歓迎会をイメージ。バランスの取れた92年会になりそうだ。
一方でFA宣言していた同期・石井は、西武と合意したことが発表された。玉井は「寂しいっすね」と心境を吐露。同リーグのため「ピン(石井)に打たれたら悔しいな。あいつだけには打たれたくない」。新たな環境で、互いに全力をぶつけ合っていく。【永野高輔】