J1の神戸は5日、神戸市内のグラウンドで非公開調整を行った。今季限りでの退任が発表されている吉田孝行監督がオンライン取…
J1の神戸は5日、神戸市内のグラウンドで非公開調整を行った。今季限りでの退任が発表されている吉田孝行監督がオンライン取材に応じ、「やはり勝って終わりたいというのもありますし、2試合集中してやるだけ」と、6日の京都戦(サンガS)に向けて気合を入れた。
神戸が成績に苦しむ2022年6月、自身3度目となる監督を請け負った。今季は3季ぶりの無冠となったが、2023年は初のリーグ優勝、昨季はリーグ連覇と天皇杯優勝の2冠を達成するなど、常勝軍団の礎はしっかりとつくった。セレモニーで自ら退任を発表すると、サポーターからは悲鳴が上がった。サポーターが待つゴール裏へも駆け寄り、「サポーターの皆さんにも感謝の言葉とか、たくさんあの場でかけていただいた。本当にありがたいですし、自分自身、認められたというか、そういうところがすごいうれしかった」と指揮官。「選手に関しても、ロッカルームからもう一回出て行って、写真を一緒に撮ろうとか言ってくれて。感謝の気持ちでいっぱいです」と自身の現役時代も所属した神戸というクラブと仲間へ、思いを明かした。
同じく取材に応じた主将のDF山川哲史も「感謝の気持ち、成長した姿を試合でぶつけたい」と意気込んだ。対する京都は現在3位。神戸は勝ち点1差で5位につけており、勝利すれば目標に掲げる3位でリーグ戦を終える可能性もある。吉田神戸のリーグ戦ラストゲーム、王者の意地をみせたい。