ヤクルトの下川隼佑投手(25)が5日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、今季推定年俸500万円から400万円アップの年俸…
ヤクルトの下川隼佑投手(25)が5日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、今季推定年俸500万円から400万円アップの年俸900万円でサインした。
NPB1年目のシーズンを振り返り、下川は「目標に支配下を挙げてやっていたので、達成して、1軍も経験できて、すごく充実した1年でした」と初々しい笑顔で語った。昇給分の使い道については、オフに退寮するため「ちょっと、いい家電を買おうかな」と、ほほえんで喜びをあらわにした。
下手投げを武器に1年目から存在感を示したが、「初対面では打者がいい反応をしてくれた。ただ、もっと技術を上げないと年間を通しては活躍できない」とクイックなどの課題克服に取り組んでいく。
初の自主トレは青柳晃洋投手(31)と行う予定。色紙には目標として「ローテーション」と書き込み、「長く1軍にいられるように。先発するならローテーションに入りたい」と力強く抱負を語った。
下川はBC新潟、オイシックスを経て24年育成ドラフト3位で入団。今年2月のキャンプでは新人で唯一の1軍スタートを勝ち取り、5月1日には念願の支配下契約を手にした。1軍デビューは6月1日のDeNA戦(横浜)。先発2試合目の8月31日広島戦(神宮)で5回3失点と粘り、初勝利を挙げた。
9月23日の中日戦(神宮)では黒星がついたものの自己最長7回を投げ2失点と好投。10月には再び広島を相手に2勝目を挙げるなど、1年目から頭角を現した。