柏レイソルのチームリーダー、DF古賀太陽(27)は最終節逆転優勝へ、前向きな心持ちで臨む。5日、翌日の最終節FC町田ゼル…

柏レイソルのチームリーダー、DF古賀太陽(27)は最終節逆転優勝へ、前向きな心持ちで臨む。

5日、翌日の最終節FC町田ゼルビア戦(午後2時、三協F柏)に向けてメディア対応で率直な心境を明かした。勝ち点1差で首位の鹿島アントラーズの結果次第だが、勝つことが求められる。

「プレッシャーはもちろんあるかなとは思いますし、この1試合の重みというのは理解しているので、この重要性は感じています。やっぱり去年までの苦しい状況(過去2シーズンはJ1残留争いの17位)に比べたら、この状況を楽しめる要素の方が多い。やっぱり過去数シーズンに比べてポジティブなメンタリティーで入れる時間の方が長いので、去年までとは全然違う」

今季ここまでリーグ37試合にGK小島亨介と2人だけのフルタイム出場中。文字通り、攻撃的なチームを後ろから支えてきた。

「監督が(リカルド・ロドリゲスに)代わって新加入選手も多く入る中で、今シーズンはなかなかフルタイムっていうところは目標にしづらいのかなとは思って臨んでいたので、こうやって最後までフルタイムの可能性を残せているのはすごくありがたい。とくにそこに感謝したい」

そして最終節でもフルタイム出場を果たせば、柏では1999年のMF明神智和以来、26年ぶりのフィールドプレーヤーでの皆勤賞となる。

「チームとしてそこまでフルタイムの人がいなかったのもちょっと驚きですけど、歴史に名前を刻めるのはすごくうれしいことだなと思います」

プロとなって9シーズンを過ごしたが「個人的にはやっぱり一番の充実しているシーズンを送れているんじゃないかなっていう実感はあります」。勝って笑顔でシーズンを締めくくることを誓った。