J1柏は5日、柏市内で翌日に迫った最終節のホーム町田戦へ向けて調整した。首位の鹿島とは勝ち点1差。史上5例目の最終節で…
J1柏は5日、柏市内で翌日に迫った最終節のホーム町田戦へ向けて調整した。首位の鹿島とは勝ち点1差。史上5例目の最終節での逆転優勝へ向けて、FW細谷真大は「タイトルにつながる点を取りたい。しっかりエースの仕事を全うしたい」と言葉に力を込めた。
今季はかねてから希望していた柏のエース番号「9」を継承。今季はFW垣田裕暉が先発する試合が多くなり、出場した35試合中23試合が途中出場。シーズン序盤は良さが鳴りを潜めていた時期はあったが、自身の成長とともに徐々に適応していき、得点数はチームトップの11得点。前節の新潟戦(3〇1)ではキャリア初のハットトリックを記録し、名実ともにチームのエースとなった。
11月のルヴァン杯決勝では広島に敗北。自身は0―3の後半36分にゴールを決めたが、空砲に終わった。試合後の表彰式では広島のイレブンがカップを掲げる姿を悔しそうに見つめ、首から外していたメダルを握りしめていた。最後に対戦する町田は、前半戦に0―3で完敗した相手。紆余(うよ)曲折あった1年の締めくくりへ、エースは「勝って一緒に優勝の喜びを分かち合いたい。ここ数年そういう喜びを出来ていないので、しっかり優勝を決めて喜びたい」と意気込んだ。