立ち技打撃格闘技のK-1は5日、都内で記者会見を開催し「K-1ワールドGP2026~-90キロ世界最強決定トーナメント~…
立ち技打撃格闘技のK-1は5日、都内で記者会見を開催し「K-1ワールドGP2026~-90キロ世界最強決定トーナメント~」(26年2月8日、東京・代々木第二体育館)の追加対戦カード1試合を発表。K-1ワールドGPスーパーバンタム級王者の金子晃大(28=K-1ジム自由ケ丘/FROG GYM)が“新時代の貴公子”大久保琉唯(21=K-1ジム・ウルフTEAM ASTER)を迎え、5度目の防衛戦を行うことが決まった。
24年9月のトーナメント決勝で金子に2回KO負けをしている大久保はリマッチに向け「1年半前に金子選手に敗れてから、本当にやっと来たなという感じで。あの時はまだK-1のチャンピオンになれるかというと、そういう器でもなかったのかなと感じています。だけど今は、日頃からK-1のことを考えて、K-1を大きくしたいなと思ったり、K-1が大好きだからこそベルトを巻きたいなと思っていますし、2月8日は全力で金子選手、偉大なチャンピオンですけど、挑ませていただいて、必ずベルトを巻きます」と力を込めた。
さらに大久保は「金子選手がこのスーパーバンダム級のベルトの価値を高めてきたっていうのも事実だし、ずっとベルトを保持して勝ち続けてきたっていうのも素晴らしいことだと思うんですけれど、このままだとK-1は何も変わっていかないなって思いますし、僕がしっかり偉大な金子選手というチャンピオンを倒して、格闘技界全体を変えるような勢いでやっていきたいなと思っています」と宣言。「55キロというこの階級が全階級の中で1番価値があるなと個人的に思っているので、このチャンピオンになりたいなと思って頑張ります」と群雄割拠の55キロの頂点に立つ意気込みを示した。
一方、王者の金子は相手の大久保について「勢いがある」と警戒しつつも「僕がこのK-1という3分3ラウンドの戦い、やってきた戦いというのを、今まで戦ってきた選手たちの分も含めて、そこを見ている人たちにも見せていきたいなと思っています」とこれまで倒してきた選手たちの思いも背負って戦うと説明。この試合のテーマについては「道徳」と表現し、その意味については「試合を見てもらえば分かると思います」とだけ話した。
〈追加対戦カード〉
▼K-1ワールドGPスーパーバンタム級王座戦3分3回延長1回
金子晃大(王者/K-1ジム自由ケ丘/FROG GYM) VS 大久保琉唯(挑戦者/K-1ジム・ウルフTEAM ASTER)
〈既出カード〉
▼K-1ワールドGP女子アトム級王座戦3分3回延長1回
松谷綺(王者/ALONZA ABLAZE) VS ベロニカ・ロドリゲス(挑戦者/メキシコ)
▼K-1ワールドGP女子フライ級王座戦3分3回延長1回
SAHO(王者/闘神塾) VS ソフィア・ツォラキドゥ(挑戦者/ギリシャ)
▼第7代K-1ワールドGPライト級王座決定戦3分3回延長1回
朝久裕貴(朝久道場) VS 里見柚己(team NOVA)