大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースが、元阪神でパドレスからFAになった抑えのロベルト・スアレス…

 大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースが、元阪神でパドレスからFAになった抑えのロベルト・スアレス投手に興味を持っている、と4日(日本時間5日)、米スポーツサイト「アスレチック」が伝えた。

 ドジャースは昨オフにパドレスからFAになった左腕のタナー・スコット投手を4年7200万ドル(約112億円)で獲得し、新守護神として期待した。しかし、不調やけがなどに見舞われ、61登板で1勝4敗23セーブ、防御率4・74の成績を終わった。プレーオフでは佐々木が臨時クローザーを務めるなど、登板機会がないまま、シーズンを終え、チームの連覇に貢献することはできなかった。

 今季はスコットだけでなく、同時に補強したイエーツ、2年契約を結んだトライネンらも精彩を欠き、救援陣の防御率4・27(リーグ20位タイ)。ブルペン強化を補強ポイントに挙げ、新守護神としてメッツからFAになったエドウィン・ディアスらにも興味をしていると言われている。

 ベネズエラ出身のスアレスはメキシカンリーグをへて16~19年にソフトバンクで中継ぎなどを務めた後、20、21年に阪神の抑えとして2年連続最多セーブ、通算67セーブをマーク。22年から活躍の舞台をメジャーに移し、160キロ台の直球を武器にパドレスで4シーズン通算206登板、22勝13敗77セーブ、防御率2・91。今季は70登板でリーグ最多の40セーブを記録し、シーズン終了後にオプトアウトの権利を行使して残り2年1600万ドル(約25億円)の契約を破棄し、FAになっていた。