明治安田J1は6日、各地で最終節の10試合が行われる。優勝の可能性があるのは首位の鹿島アントラーズと、勝ち点1差で追う2…

明治安田J1は6日、各地で最終節の10試合が行われる。優勝の可能性があるのは首位の鹿島アントラーズと、勝ち点1差で追う2位柏レイソルの2チーム。勝ち点73で首位の鹿島は2016年以来9年ぶり9度目のリーグ制覇を懸けて14位の横浜F・マリノスと、同72の柏は2011年以来14年ぶり2度目の頂点を目指して6位のFC町田ゼルビアと対戦する。ともにホームで最終戦に臨む。

現在14戦無敗の鹿島は、4試合連続3得点以上での4連勝中と勢いに乗る横浜と対戦。5月のアウェー戦では1-3で敗れた。DF植田直通は「目の前の一戦だけに集中して、全員で勝ち切りたい」と相手は優勝を争う柏ではなく、勝てば優勝が決まる最終節の横浜戦に集中力を高める。

柏は鹿島の取りこぼしを待つことになるが、現在5連勝中と好調。前節の新潟戦で自身初のハットトリックを達成したFW細谷真大は「勝たないと優勝はない。目の前の試合を意識してやる」と、こちらも最終節の町田戦のみを見据える。

◆優勝の行方 鹿島は最終節で横浜に勝てば無条件で優勝。引き分けた場合は柏が町田に引き分け以下で優勝が決まる。ともに敗れると、そのまま鹿島の優勝。柏は勝利し、鹿島が引き分け以下なら逆転優勝となる。

柏が引き分けて鹿島が敗れると勝ち点73で並び、得失点差の争い。第37節時点で鹿島が得失点差+26、総得点56、柏は得失点差+25、総得点59となっており、鹿島が2点差以上で負けの場合は得失点差で柏の優勝となる。

鹿島が1点差で敗れ、柏が引き分けると、得失点差も+25で並び、総得点の争い。この場合は柏が上回りそうだが、総得点も並んだ場合は直接対決の結果(鹿島2勝)により、鹿島の優勝となる。