【ワシントン(米国)4日=佐藤成】FIFA ワールドカップ(W杯)北中米大会(来年6月11日開幕)の組み合わせ抽選会に向…
【ワシントン(米国)4日=佐藤成】FIFA ワールドカップ(W杯)北中米大会(来年6月11日開幕)の組み合わせ抽選会に向けて、会場のジョン・F・ケネディセンター付近は厳戒態勢が敷かれた。
12月のワシントンは肌寒く、最高気温が1桁で、最低気温は氷点下になる。ケネディ大統領の功績をたたえて建てられた会場はポトマック川のほとりにたたずむ複合施設。コンサートホールやオペラハウスなどが併設する文化・芸術拠点だ。あの有名な政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」の発端となった舞台ウォーターゲート・ビルに隣接している歴史的な場所だ。
米国のトランプ大統領が居住するホワイトハウスまで2キロ強。通常は車で10分ほどの距離だが、前日のメディア向け説明会後は渋滞がひどく、1時間以上かかった。
抽選会開始の1時間半前までに会場入りすることが義務づけられ、別の施設でセキュリティーチェックをする徹底ぶり。FIFAが提携したメディアホテルからのシャトルバスでの移動を強く勧められるなど、来年開催の世界最大級のスポーツイベント成功に向けて、本気度が伝わってきた。