【ワシントン(米国)4日=佐藤成】FIFA ワールドカップ(W杯)北中米大会(来年6月11日開幕)の組み合わせ抽選会を控…

【ワシントン(米国)4日=佐藤成】FIFA ワールドカップ(W杯)北中米大会(来年6月11日開幕)の組み合わせ抽選会を控え、会場では元アーセナル監督でJ1名古屋グランパスなども指揮したアーセン・ベンゲル氏(76)がパネルディスカッションに登場した。

今回から出場国枠が32から48に増加する。大会の質の維持に懸念がもたれているが、楽観的な姿勢を示した。11月に、48チーム構成で開催されたU-17W杯カタール大会を例に挙げ、「出場権を得るには、他のチームと同じような高い質で臨む必要があるからです。今度のプレーオフを見れば、プレーオフの質、そしてこれまで対戦してきたチームの質の高さが分かります」と話した。

チーム数の増加に伴い、決勝に進出するためには、4試合のノックアウトステージを勝ち抜かなければならない。「PK戦は大きな役割を果たします。4つのノックアウト方式で行われる決勝トーナメントは非常に重要になるので、PK戦は非常に重要になるでしょう」と展望を語った。

また優勝候補について問われると、「これまではヨーロッパか南米しか優勝していません。しかし、48チーム制になって、他の地域のチームにも優勝のチャンスがある。アフリカも見てみたい。つまり、誰にでも開かれているのです」と第3勢力に期待した。 抽選会は5日正午(日本時間6日午前2時)から行われる。今大会から出場国枠が32から48に拡大。各大陸予選を勝ち抜いた国が4チームずつの12組に振り分けられる。最新のFIFAランキングによって初めて第2ポットに入った日本は世界一を目指して大会に臨む。