<2026年W杯組み合わせ抽選>◇5日(日本時間6日)◇米ワシントン2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の抽…

<2026年W杯組み合わせ抽選>◇5日(日本時間6日)◇米ワシントン

2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の抽選会は5日(日本時間6日)、米ワシントンで開催される。

史上初めて第2ポット(P)に入った日本にとって少しでもいいドローになることを願うが、頭の中は「死の組」の妄想が渦巻く。

<1>第1Pで当たりたくないのは開催国のメキシコだ。元日本代表監督アギーレ氏が率い、過去2度の自国開催でともに8強進出と地の利がある。

過去の対戦で1勝1分け4敗と分が悪いこともある。それ以上に嫌なのは標高だ。メキシコシティーのエスタディオ・アステカでの開催となれば標高約2300メートル。

高地での一戦の難しさは南米予選が象徴する。ブラジル、アルゼンチンも高地でのアウエー戦となるとボリビア、エクアドルなどに苦戦を強いられる。勝利で乗り切っても次戦へのダメージが懸念される環境だ。

<2>W杯で当たりたくないのは南米勢だ。これまで南米のチームには通算1勝1分け3敗。その1勝も18年ロシア大会で退場者を出したコロンビア相手にあげたもので苦手意識は拭えない。第3Pに唯一いるパラグアイは10年南アフリカ大会でPK戦負け(記録は引き分け)と史上初の8強を阻まれた。10月の親善試合で美しい神トラップからゴールを奪われた背番号10のミゲル・アルミロンに要注意だ。

<3>第4Pは欧州プレーオフからポーランドが入ってくると、レジェンドFWレバンドフスキとの「再戦」となる。18年ロシア大会、1勝1分けで迎えて対戦も0-1。他会場の結果で1次リーグ通過が見えたため、時間稼ぎをして決勝トーナメントに進出したものの、非難の声も巻き起こった。

いろいろな「死の組」があるが、結果次第で「天国の組」となることは言うまでもない。【松屋圭祐】