目標は大谷、朗希超えだ。ロッテからドラフト7位指名された田中大聖(やまと)投手(23)=ホンダ鈴鹿=が4日、三重県鈴鹿…

 目標は大谷、朗希超えだ。ロッテからドラフト7位指名された田中大聖(やまと)投手(23)=ホンダ鈴鹿=が4日、三重県鈴鹿市内で契約金3000万円、年俸800万円、背番号60で仮契約した。「日本人最速の165キロを目指して、それ以上を出したい」と目を輝かせた。(金額は推定)

 NPBではドジャース・大谷、佐々木が記録した165キロが日本投手最速。ドラフト指名後の社会人日本選手権で自己最速の161キロを記録した右腕。さらに4キロ球速を増して、最速の称号を手に入れる思いだ。

 伸びしろは十分だ。昨季まで右投げ左打ちの投打二刀流でプレーし、今季から投手に専念した。「(投手)歴的には1年目と変わらないので。分からないこともありますし、経験もこれから積めるので、成長できる部分はあると思ってます」と自信を口にする。

 球団は将来的な抑え候補として期待。「益田さんとお話してみたい」とレジェンドから心得を吸収する思い。「1年目から50試合以上の登板を目指してやっていきたい」と誓った。

 ◆田中 大聖(たなか・やまと)2002年1月29日生まれ、大阪府出身。投手。178センチ、98キロ。右投げ左打ち。鶴岡東-太成学院大-ホンダ鈴鹿を経て25年度ドラフト7位でロッテの指名を受けた。昨季までは打者との二刀流をこなした。150キロ中盤の速球が武器で、今年の都市対抗では157キロを計測した。将来の抑え候補として期待がかかる。