日本ハム・清宮幸太郎内野手(26)が4日、北海道北広島市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万増の1億3000万…

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(26)が4日、北海道北広島市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万増の1億3000万円でサインした。9年目での大台到達を「遅かった」としつつ「まだまだここから」と今後の活躍に意欲。新選手会長として迎える来季に向け、チームリーダーとしての自覚もにじませた。(金額は推定)

 あくまでも通過点だ。清宮幸は1億円到達を淡々と受け止めた。「ひとつのステータスではあると思う。そういう意味ではうれしいですね」。7球団競合のドラフト1位で入団してから、9年目での大台。苦しんだ時期もあっただけに「やっとか…って。まあ、遅かったなというところ」と本音も漏れた。ただ「それが僕の人生で僕の道。後悔があるわけじゃない」とキッパリ。「まだまだここからだなという気持ち」と今後に目を向けた。

 今季はリーグ最多138試合の出場で、リーグ2位の143安打。4年連続2桁の12本塁打、自己最多の65打点を挙げた。年間を通じ、主軸として存在感を発揮。成長をしっかりと示した。

 11月末には新選手会長にも就任。リーダーとしての責任も新たに加わる。「チームのためにみんなを鼓舞することを大切にしていければ。『清宮に言われたら、しょうがないか』って言ってくれるような行動やプレーをしていく必要がある」と自覚を口にした。

 今オフは食生活の改善にも着手。鶏むね肉と野菜のせいろ蒸しが定番で「毎日ほぼ一緒のものを食べてます」と、シャープな体作りに取り組んでいる。来季の目標には「やっぱりホームラン30本打ちたい」とアーチ量産を掲げた。「今日、母親の誕生日なので。いい日に契約更改できた」と家族思いの素顔を見せた清宮。名実ともにチームの顔となって、10年ぶりの優勝に導いてみせる。