ヤクルト・荘司宏太投手(25)が4日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万増の4200万円で更改した。…

 ヤクルト・荘司宏太投手(25)が4日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万増の4200万円で更改した。大幅アップに「去年まで社会人だったので、この金額は考えられない数字」とホクホク顔だった。(金額は推定)

 ドラフト3位でセガサミーから入団し、1年目から躍動した。直球に加えて“魔球”のチェンジアップも駆使して勝利の方程式の一角に入った。途中離脱もあったが、45試合で2勝1敗、28ホールド、防御率1・05と抜群の安定感を見せセ・リーグ新人王も獲得した。

 完璧を求めており、今季は「70点」と自己採点。ライバル球団からさらに研究される来季に向け、「自分の持っている球で、カーブやスライダーのレベルアップが必要」と進化を目指していく。

 ストッパー転向を志願している左腕。球団記録であるバーネットの41セーブ(15年)に照準を合わせ、「まずはそこを超えていけたら」とはっきりした口調で語った。抜かりなく準備を進めて飛躍の2年目を迎える。