【ワシントン(米国)4日=佐藤成】日本代表の森保一監督(57)が、FIFA ワールドカップ(W杯)北中米大会(来年6月1…

【ワシントン(米国)4日=佐藤成】日本代表の森保一監督(57)が、FIFA ワールドカップ(W杯)北中米大会(来年6月11日開幕)の組み合わせ抽選会に向けて当地入りした。早朝の便で到着し、リラックスした表情で報道陣の前に姿を現した。

前回の22年W杯カタール大会の抽選会時は、コロナ禍で日本では必須だったマスクを着用してドーハ入り。現地では人々がすでにマスクをしていないことが記事になっていた。今回は周囲はもちろん、監督自身もマスクをつけておらず、時の流れを感じさせた。

運命の抽選が約24時間後に迫る中「今回もワクワクと言えばワクワクしています。というのと平常心というか自然な感じ。まさに行雲流水。自然体ということですね」と心情を明かした。

選手として目指した94年の米国大会は、93年の「ドーハの悲劇」であと1歩届かなかった。指導者としては、約30年の時を経て、当時踏めなかった場所にたどり着いた。「選手としても指導者としても目指している場で、選手としては来られなかったですけど、こうやって日本代表チームとして来て、思い切って自分自身もチャレンジしたいし、選手にもスタッフにも思い切ってチャレンジしてもらえるように関係作りしていきたいと思います」と意気込んだ。

抽選会は5日正午(日本時間6日午前2時)から行われる。今大会から出場国枠が32から48に拡大。各大陸予選を勝ち抜いた国が4チームずつの12組に振り分けられる。最新のFIFAランキングによって初めて第2ポットに入った日本は世界一を目指している。