プロボクシングのWBC世界バンタム級新王者・井上拓真(29)=大橋=が4日、次戦へ向けて練習を再開した。所属ジムの大橋…

 プロボクシングのWBC世界バンタム級新王者・井上拓真(29)=大橋=が4日、次戦へ向けて練習を再開した。所属ジムの大橋秀行会長(60)が「本日より練習再開しました! 次戦に向けて気合いの入った練習に突入してます」と報告した。

 拓真は11月24日、トヨタアリーナ東京で同級1位・那須川天心(27)=帝拳=との同級王座決定戦で3―0の判定勝利を収め、1年1か月ぶりの王座返り咲きに成功した。

 次戦は未定だが、WBCは3日、バンコクで行われている年次総会で、那須川天心と元世界2階級制覇王者で同級3位のフアンフランシスコ・エストラダ(35)=メキシコ=にWBC世界同級挑戦者決定戦の対戦指令を出した。

 拓真は天心戦後の会見で、次戦について「相手が誰であろうと、また強い井上拓真を作り上げるだけです」と話す一方で、「自分としては盛り上がるカードっていうのをやっぱりやっていきたい」とビッグマッチを切望。兄・世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=との兄弟での4団体統一も見据え「そこの目標は変わってないので、そこを目指してまたやっていけたらなって思います」と話していた。