<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇4日◇第1日◇愛知・IGアリーナ◇男子ショートプログラム(SP)今…
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇4日◇第1日◇愛知・IGアリーナ◇男子ショートプログラム(SP)
今季グランプリ(GP)シリーズ2連勝の鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が首位発進を決めた。22年北京オリンピック(五輪)で記録した自己ベスト108・12点を上回る108・77点をマーク。2位の佐藤駿(エームサービス/明大)に10・71点もの差をつけてトップに立った。
ショートプログラム(SP)曲「I Wish」にのせて、冒頭の4回転-3回転の連続トーループでGOE(出来栄え点)3・94点を引き出すと、続く4回転サルコーでもGOE3・46点を獲得。ノーミスの演技で「こじゃれた男性」をイメージしたプログラムを演じきり、演技後は力強く拳を振り下ろして感情を爆発させた。
鍵山は約3年ぶりのSP自己ベスト更新に「すごくうれしい。110点も夢じゃないと思えた」と手応え。来年2月のミラノ・コルティナ五輪の前哨戦とも位置づけられる舞台でもあり「五輪へつながる演技ができた」とうなずいた。
2位は98・06点で佐藤駿(エームサービス/明大)。世界王者のイリア・マリニン(米国)は4回転ジャンプにミスが続いて得点が伸び悩み、94・05点で3位となった。
フリーは6日午後8時開始予定。