J1の京都は6日のリーグ戦最終節で神戸と対戦(サンガS)する。現在順位は3位。勝てばJ1でのクラブ過去最高順位(5位=…

 J1の京都は6日のリーグ戦最終節で神戸と対戦(サンガS)する。現在順位は3位。勝てばJ1でのクラブ過去最高順位(5位=2002年)を更新することとなる。GK太田岳志は「クラブとして最高順位を目指すというところでも、改めていいメンバーだったというのを証明するためにも絶対に勝って終わりたい」と気合を入れた。

 クラブは今季、最長となる4季連続のJ1を戦った。太田はここまで自己最多となる35試合に出場し、9月にはJ1通算50試合出場も達成。リーグ戦の優勝争いをはじめ、7月16日の天皇杯・3回戦(横浜FC戦)では試合終了間際の延長後半に同点ゴールを決めるなど、カップ戦でも守護神としてチームを支えた。曺貴裁(チョウ・キジェ)監督も5季目となったシーズンで「曺さんのサッカーでレベルアップして、優勝争いできるところまでいけたという意味では年々成長していますし改めてこのサッカーが方向性としては間違っていないと感じた1年だった」と、チームとしても個人としても飛躍の年となった今季を振り返った。

 昨季までで、J1でのシーズン最多出場は2023年の12試合。今季は神戸戦に出場すれば、ちょうど3倍の36試合出場となる。プロ13年目の太田は「サンガで出会った方々もそうですが、それまでの岐阜、東京V、富山で今まで出会ってきたコーチングスタッフやベテランの選手たちのいろいろな話を自分の中に落とし込んで、ここまでやってこれた。サンガだけに限らず、今まで出会ってきた方々の支えがあってだと思っています」と、サッカー選手として歩んできた道のりに感謝した。その思いを胸に、今季最後の試合も無失点で締める。