打撃格闘技のKNOCK OUTは3日、都内で記者会見を開催し、年末のビッグマッチ「KNOCK OUT・60~KO CLI…

打撃格闘技のKNOCK OUTは3日、都内で記者会見を開催し、年末のビッグマッチ「KNOCK OUT・60~KO CLIMAX 2025~」(12月30日、東京・代々木第二体育館)で行われるKNOCK OUT-UNLIMITED-68キロ契約3分3回で戦う松嶋こよみ(33=IDEA ASAKUSA)と漁鬼(29=SHINE沖縄/KNOCK OUT-BLACKスーパーウエルター級暫定王者)が顔を合わせた。

松嶋は11月3日のRIZINランドマーク12神戸大会でヴガール・ケラモフとMMAで戦う予定だったが、ケラモフがウイルス性胃腸炎にかかり、試合は中止に。2人の対戦がそのままRIZIN大みそか大会にスライドするかと思われたが、ケラモフは大みそかにクレベル・コイケと戦うことが決定した。

松嶋は昨年、米LFAと契約したがビザの問題で試合が組まれず、RIZINでもケラモフ戦が中止になるなど、ついていない状況が続いている。それでも「今年の厄は今年中に落としたいなというふうに思っているので、いい試合をして気持ちよく来年を迎えたいと思います」と漁鬼戦へ意気込んだ。

さらに大みそかにケラモフ戦が組まれなかったことについては「試合が向こうの影響で流れて、大みそかにスライドかなと思ったんですけど、違う相手を選ばれて。自分の知名度のなさが影響してるんだろうというので、別に何も思ってはないんですけど。来年そういう時がくればケラモフであったり、他の誰かであったり、そういう準備ができて、しっかり試合に挑めたらまたやる機会があるんじゃないかと思ってます」と心境を吐露した。

一方の漁鬼は初のUNLIMITEDルール(MMAから絞め技と関節技を除いたルール。グラウンドでの打撃あり)挑戦となる。必要最低限のディフェンスの練習はするものの、今から徹底的にMMAの練習をするようなことはないと話し「(松嶋は)結構、来ると思うんですけど、来てくれた方がカウンターとか当たる可能性があるので。慎重に戦ってくれるよりか思いっきり来てほしいなというふうに思っています」と、カウンターの打撃で倒す戦いをイメージしていた。