打撃格闘技のKNOCK OUTは3日、都内で記者会見を開催し、年末のビッグマッチ「KNOCK OUT・60~KO CLI…
打撃格闘技のKNOCK OUTは3日、都内で記者会見を開催し、年末のビッグマッチ「KNOCK OUT・60~KO CLIMAX 2025~」(12月30日、東京・代々木第二体育館)の追加対戦カードを発表。KNOCK OUT-BLACKスーパーウエルター級(-70キロ)王者の海人(28=TEAM F.O.D)が、元GLORYライト級王者シッティチャイ・シッソンピーノン(34=タイ)を相手に防衛戦を行うことが決定した。
海人はKNOCK OUTだけでなく、主戦場のシュートボクシングではSBスーパーウエルター級世界王座、RISEでもミドル級(-70キロ)王座を戴冠している国内70キロ最強選手。11月24日のSB40周年記念大会では元GLORYライト級1位のエンリコ・ケールに判定3-0で圧勝し、SBからの“卒業”を宣言した。海外メディアでは「年明けからONEに参戦するのでは」といううわさも出ている強豪だ。
一方、シッティチャイは、THE MATCHで海人が延長判定で競り勝った野杁正明を相手に完勝し、海人がリベンジを熱望していたティジャニ・ベスタティ(オランダ)にも、7年前とはいえ勝利している。来年は海外の団体で本格的に世界トップを狙う見通しの海人にとっては試金石にもなる一戦だ。
記者会見でKNOCK OUT山口元気代表から参戦についてのお礼を言われた海人は「世界のトップのシッティチャイ選手と、この日本で試合できること、そしてこのベルトをかけてKNOCK OUTで試合ができるというのは本当にワクワクしているし、純粋にこちらこそありがとうございますという気持ちです」と話し、こちらも同代表に感謝。そして「本当に僕は世界最強を目指しているので、しっかり倒して、KNOCK OUTらしく、チャンピオンらしく倒して決着つけたいなと思っています」とKO宣言した。
海人は来年の展望について聞かれると「とりあえず今回が1番大事な試合なので。今後、山口代表とも話していきたいなと思ってますけど、今回しっかり防衛しないと今後の話もないので。僕がしっかり防衛して来年以降、どうなっていくかというのをまた新たにお話ししたいなと思ってます」と説明。
記者から「シッティチャイに負けたら『来年、世界最強を目指す』という話も白紙になると考えていいですか?」と問われると「そうですね、そう思ってもらって全然構わないです。そのつもりで受けた試合だし、ここで負けてるようじゃ始まらないと思ってるし。しっかり勝って、来年に向けてスタートしたい」と言い切った。