プロボクシングWBA世界バンタム級正規王者堤聖也(29=角海老宝石)が3日、都内のジムで練習を公開した。17日、東京・両…

プロボクシングWBA世界バンタム級正規王者堤聖也(29=角海老宝石)が3日、都内のジムで練習を公開した。

17日、東京・両国国技館で同級暫定王者の元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)との団体内王座統一戦を控える。両目手術を受けて休養王者を経たため、今年2月の比嘉大吾(志成)戦以来、約10カ月ぶりのリング。2度目防衛戦となる。

比嘉戦後、2~3年前から違和感のあった両目の手術に踏み切った。当初は24年秋に受ける予定が、当時のWBA世界同級王者・井上拓真(大橋)への挑戦が決定。さらに今年2月に比嘉との初防衛戦が続き、手術を延期していた。堤は「目が痛くて角膜に傷があってにごりがあって擦れていた。ずっと痛みをごまかしながら試合していた。手術で傷をきれいにした。予定は半年かかるところを1週間で回復して。びっくりするぐらい早くできて、練習復帰も実戦以外は早くて」と説明。1週間後にはスパーリング以外のトレーニングをはじめ、7月には実戦トレーニングを開始した。 堤は「(両目の)不安がなくなった。ブロックした反動で目が痛くて開けられない。リングのライトとか外も裸眼で出られなかった。いろいろ不安が取り除けた」と手応え。8月には約1か月間、メキシコに単身合宿に取り組んでおり、堤は「あんまり休養はしていない。1番強化したところか…、試合決まっていない時は基本ばかりやってきた。基本と基礎です」と笑顔をみせていた。