<スペインリーグ:バルセロナ3-1アトレチコ・マドリード>◇2日◇第19節◇カンプノウバルセロナのフリック監督(60)が…
<スペインリーグ:バルセロナ3-1アトレチコ・マドリード>◇2日◇第19節◇カンプノウ
バルセロナのフリック監督(60)がアトレチコ・マドリード戦で活躍したペドリについて、「守備と攻撃の連携をうまくコントロールしてくれた」と絶賛した。
バルセロナはサウジアラビアで来月開催されるスペイン・スーパーカップに参加するため、2日に前倒しで行われたスペインリーグ第19節で、リーグ戦6連勝と勢いに乗るアトレチコ・マドリードとホームで対戦した。
徐々に試合を支配していく中、前半19分にハイラインの裏を取られてバエナに先制点を許すも、26分にラフィーニャが名手オブラクをかわして同点弾を記録した。さらに36分、ダニ・オルモが獲得したPKで逆転のチャンスを得たが、キッカーを務めたレバンドフスキが枠上に失敗した。後半はやや支配力を失い、終盤は守りに徹する時間が続いたが、最後にフェラン・トーレスが追加点を奪い、3-1で勝利した。これで暫定ながら2位レアル・マドリードに勝ち点4差をつけ、首位の座をキープしている。
試合後、フリック監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えた。まず、Aマドリード戦について、「これは私が求めていた前進だった。今日は本当に良かったし、あらゆる面で大きく改善された。最初の数分間はアトレチコに支配されたが、それ以降は試合をコントロールし、PKを決めるチャンスもあった。我々は諦めなかったし、自分が見たものに誇りを感じている」と満足げに語った。
けがから復帰して日が浅いペドリについては「並外れた選手だ。すぐに本来のレベルに戻ることができて良かったよ。土曜日(アラベス戦)と今日でそれを確認できた。守備と攻撃の連携をうまくコントロールしてくれた」と褒め称えた。
ペドリ同様、素晴らしいパフォーマンスを披露したラフィーニャについては「ラファは我々にとって非常に重要な選手だ。彼がピッチにいると、力強さやインテンシティーが増し、それをピッチで見て取れる。我々に多くのポジティブなものをもたらしてくれた」と高評価した。
また、フリック監督はスペインリーグで首位に立ったことについて、「パリ・サンジェルマン、レアル・マドリード、チェルシーに敗れたのは過去のことだ。今日はチームの素晴らしいパフォーマンスを見ることができた。我々はもう重要な次の試合に集中している。過去や昨季のことは気にしていない。我々は何度も連勝しており、それが自信につながっている」と言及した。
スペインリーグ優勝の可能性については「まだとても遠く、多くの試合がある。我々は首位に立ち、現状には満足しているが、最高レベルだと言うことはできない。常に改善し、学びたいと思っている。それが我々のメンタリティであり姿勢だ」と返答した。
(高橋智行通信員)