J2ジュビロ磐田は2日、7日に控える「明治安田J1昇格プレーオフ2025」の準決勝・徳島戦(鳴門大塚)に向けて、静岡・…

 J2ジュビロ磐田は2日、7日に控える「明治安田J1昇格プレーオフ2025」の準決勝・徳島戦(鳴門大塚)に向けて、静岡・磐田市内で公開練習。今年6月に加入した身長188センチの大型DFヤン・ファンデンベルフが「今まで積み上げてきたことを出す。勝って次に進みたい」と必勝を期した。

 徳島には10月18日にホームのヤマハスタジアムで対戦し、0―4で完敗した。9月末に就任した安間貴義監督が、指揮を執った7試合で唯一喫した黒星だ。磐田側は負傷者が続出して厳しい陣容ではあったが、徳島もルーカス・バルセロスとトニー・アンデルソンのブラジルFWコンビが強力だった。ファンデンベルフは「前の2人を抑えれば」と気を引き締めた。

 プレーオフはベルギーやオランダ時代に計3度経験している。「リーグ戦とは違う。90分で勝たないといけない」。シーズンの順位は徳島が4位で、磐田は5位。引き分けでは決勝に進めない。条件は厳しいものの、手応えはある。「山口にはラスト1分のゴールで勝ったし、山形にもラスト1分で追いついた。選手全員の諦めない強い気持ちが結果につながり、大きな自信になっている」と力を込めた。

 チームが計測している、1試合の走行距離はトップクラス。システムが3バックに変わってからは、左サイドを攻め上がってクロスを放つ場面も増えている。J1昇格に向けての「スペシャルなゲーム。楽しみたい」と経験豊富なDFは目を細めた。