ボクシングでアマチュア６冠の片岡雷斗（１９）が１日、横浜市で会見し、プロ転向することを発表した。大橋ジム所属となり、５…

　ボクシングでアマチュア６冠の片岡雷斗（１９）が１日、横浜市で会見し、プロ転向することを発表した。大橋ジム所属となり、５日にＢ級プロテストを受け、来年３月にも世界ランカー級とデビュー戦を行う。主戦場はミニマム級で「世界王者になる自信はある。複数階級制覇をしたい。５５キロ（スーパーバンタム級）くらいまでいきたい」と６階級制覇も見据えた。

　今春、高校を卒業して２８年ロサンゼルス五輪を目指していたものの、適性だった５０キロ級が実施階級から外れた。また、井上尚弥（大橋）らの試合を間近で見たことも影響し「衝撃的だった。自分もプロの舞台で戦いたいと思うようになった」と転向の経緯を明かした。

　またも現れた新モンスター候補に、大橋秀行会長は「世界王者になるのは当然で、複数階級いける。本当はデビュー戦で世界戦をやらせたいくらい」と太鼓判。名前にちなんで“サンダーストーム”というニックネームを考案した。

　肩まで伸びたロン毛をなびかせる超新星は「伸ばそうと意識したわけではないが、（イメージは）木村拓哉さんとか」とニヤリ。「夢と希望を与えられる選手になりたい」とＨＥＲＯを志した。

　◆片岡雷斗（かたおか・らいと）２００６年７月１２日、千葉県佐倉市出身。７人きょうだいの三男で、父の影響で小学４年からボクシングを始めた。千葉・習志野高時代に高校５冠を達成し、２３年アジア・ユース選手権５１キロ級で優勝。アマチュア戦績は５７勝（３１ＲＳＣ）１敗。身長１６２センチ、通常体重は５４キロ。