◆バスケットボール男子 W杯アジア1次予選 日本80―73台湾(1日、台湾) B組で世界ランク22位の日本は同67位の台…

◆バスケットボール男子 W杯アジア1次予選 日本80―73台湾(1日、台湾)

 B組で世界ランク22位の日本は同67位の台湾と敵地で対戦し、80―73で格下相手に辛くも勝利した。28年ロサンゼルス五輪予選を兼ねる27年のW杯出場へ、ホーバスジャパンが連勝で滑り出した。1次予選B組には中国と韓国も入り、来年7月までホームアンドアウェー方式で6試合を戦い、上位3チームが突破する。

 42―36と6点リードで折り返した日本。第3クオーターは序盤からジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)が2本の3ポイント(P)シュートを決め、斎藤拓実(名古屋D)もシュートを重ねた。その後は日本のファウルが積み重なり、徐々に点差を詰められた。終盤には相手にフリースローを着実に決められ、57―57と同点に追いつかれた。

 第4Qは開始13秒で富樫勇樹(千葉J)が早い攻撃でゴールを奪った。その後も富樫、渡辺雄太(千葉J)がゴールを決め、リードを広げた。66―61から富樫が3Pシュートを決め、チームを盛り上げた。一気に流れを引き寄せ、渡辺雄もシュートを決め、73―61と12点差をつけた。

 残り4分40秒、73―63の場面で吉井裕鷹(三遠)が台湾のブランドン・ギルベックに対しファウルを取られた。だが、違う選手がフリースローを打ち、ファウルアウトでベンチに下がった吉井が抗議。ビデオ検証が行われ、フリースローは取り消され、日本ボールとなる異例の事態も起きた。審判のホイッスルにも翻弄(ほんろう)される中でのプレーだったが、辛くも勝利を収めた。西田優大(三河)が両チーム最多21得点をマーク。ジョシュ・ホーキンソンは40分間、フル出場して10得点、11リバウンドとダブルダブルで貢献した。