「競泳・ジャパンオープン」(29日、東京アクアティクスセンター) 男子400メートル個人メドレーが行われ、世界選手権代…
「競泳・ジャパンオープン」(29日、東京アクアティクスセンター)
男子400メートル個人メドレーが行われ、世界選手権代表の西川我咲(19)=東洋大=が、昨夏のパリ五輪の銀メダルタイムを上回る4分7秒67の好記録で優勝した。
前半200メートルから自己最速の1分58秒88で突っ込んで首位に立つと、そのまま譲らずにゴール。疲労がたまる冬の強化期間で自己ベストタイム(4分9秒26)を更新し、「世界選手権に出場して日本トップの自覚を持って過ごしてきた。7秒台は自信になった」と充実感を漂わせた。
今春から東洋大に入学し、五輪2大会連続2冠の北島康介氏や16年リオデジャネイロ五輪400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介氏を指導した名伯楽・平井伯昌氏の指導を受ける19歳。3年後のロサンゼルス五輪での活躍に期待がかかるが、「(世界記録保持者のレオン・)マルシャンにはほど遠い。世界にはまだ上がいる。地に足を付けて頑張りたい」と浮かれる様子はなかった。