<東京デフリンピック>◇26日◇閉会式◇東京体育館日本初開催となる聴覚障害者による世界最大の国際スポーツ大会、第25回夏…

<東京デフリンピック>◇26日◇閉会式◇東京体育館

日本初開催となる聴覚障害者による世界最大の国際スポーツ大会、第25回夏季デフリンピック東京大会が閉幕した。日本選手団は金16、銀12、銅23で史上最多51個のメダルを獲得した。

26日は東京体育館で閉会式が行われた。イベントの最後には、アーティスティックプログラムの「ボンミライ!」を実施。ボンはフランス語の「bon(良い)」と、日本文化の「盆」をかけており、「良い未来」という意味が込められた。カラフルな衣装をまとった演者たちが、会場に2カ所設置された「やぐら」に登場。選手と会場が一体となって、太鼓の音に合わせて新しい盆踊りで楽しみ、12日にわたって行われた大会を締めくくった。

デフリンピックは1921年のパリ大会が第1回で、100年を超える歴史を持つ。話し声と同程度の55デシベルが聞こえない選手が対象となっており、競技中は補聴器や人工内耳が使用できない。今大会は、世界81カ国・地域などから史上最多3081選手がエントリーし、21競技、209種目で熱戦を繰り広げた。

史上最多の約270人で構成された日本選手団は、前回の22年カシアスドスル大会(ブラジル)のメダル30個を大きく超える好成績を残した。

閉会式には、秋篠宮家の次女佳子さまや小池百合子都知事らも出席した。