阪神からドラフト5位で指名された能登嵩都投手(24)=オイシックス=が24日、新潟市内で行われた「ドラフト指名を祝う会…
阪神からドラフト5位で指名された能登嵩都投手(24)=オイシックス=が24日、新潟市内で行われた「ドラフト指名を祝う会」に、同じく中日から育成1位指名を受けた牧野憲伸投手(26)と出席。能登は登板日のカフェイン大量摂取など、独特のルーティンをプロでも継続し、1年目からの活躍を誓った。
カフェインを大量注入し、マウンドに上がる。能登は自身の登板日、コーヒーを飲みまくる。朝起きてまず2杯。球場までの移動中に500ミリリットルのペットボトルを1本。練習後にもう1本。試合直前にカフェイン入りのゼリー2本を流し込む。
元々は「朝が弱くて」と、体を起こすためにコーヒーは飲んでいた。ただ今年の初め、改めて調べると運動能力向上などの効果が期待できることを知り、摂取を決めた。その結果イースタンで投手4冠に輝くなど、まさに“覚醒”。「効果はあったと思います」とうなずいた。
お風呂の入り方にもこだわりがある。登板日や翌日はリラックス効果のため、湯船にしっかりつかり、サウナに入って整える。一方で登板前は「筋肉が緩みやすくなる。今年からは気をつけるようにしました」とシャワーで済ませるそうだ。
それでも元々はお風呂好きの右腕。1月から入寮する虎風荘にサウナ設備があることを聞くと「本当ですか」と声を弾ませ「どこにも行かずに、入れるならずっと寮のサウナに入ってます」と風呂場の主になるそうだ。
ルーキーだが来季は25歳で、即戦力として期待される。自らにプレッシャーをかけていくという能登は、この日のトークイベントで「今年出した成績(12勝)を来年1軍で出せるように」と堂々宣言。独自のルーティンでコンディションを整え、1年目から1軍の舞台で活躍する。
◆能登 嵩都(のと・しゅうと)2001年9月29日生まれ、24歳。184センチ、88キロ。右投げ右打ち。投手。旭川大高、桐蔭横浜大、オイシックスから25年度ドラフト5位で阪神から指名を受ける。高校3年夏に甲子園出場。今季イースタンでは防御率2・60、12勝、勝率・750、102奪三振で投手4冠。大きく縦に割れるカーブが武器でスタミナに自信。