<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇23日◇東京辰巳アイスアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)アイスダンス…

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇23日◇東京辰巳アイスアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)

アイスダンスとの“二刀流”に挑戦する櫛田育良(18=木下アカデミー)が、64・37点でSP3位となった。

冒頭のルッツ-トーループの連続3回転で着氷をこらえたものの、その後は冷静に滑走。大きなミスなくまとめきり、「最初のジャンプは悔しいけど、その後は立て直せて残り2本はいいジャンプが跳べた。満足できる演技ができた」と安堵(あんど)感をにじませた。

今季から島田高志郎(木下グループ)とカップルを結成。今月上旬の全日本選手権予選会で優勝し、来月上旬には26年ミラノ・コルティナ五輪の団体戦代表権獲得に必要となる最低技術点を取得すべくゴールデンスピン(クロアチア・ザグレブ)に出場を予定する。前週はアイスダンスで東京都民大会に出場する過密日程の中、今大会はシングルで出場。練習時間もシングルのみだった昨季の「1・5倍か1・7倍くらい」に増加するなどハードな毎日を送るが、「最近は慣れてきて大丈夫になりました」とどこ吹く風だ。

西日本選手権ではアイスダンスとシングルで2冠を達成した18歳。今大会は3年連続の表彰台を目指す。24日のフリーへ、「ノーミスの演技をして見ている人に気持ちが届くように、悔いの残らない試合にしたい」と先を見据えていた。