阪神の優勝記念パレードが22日、大阪市の中心部を走る御堂筋で行われた。藤川球児監督(45)とコーチ8人、選手35人がバス…
阪神の優勝記念パレードが22日、大阪市の中心部を走る御堂筋で行われた。
藤川球児監督(45)とコーチ8人、選手35人がバス3台に分かれて乗車。午前10時50分に北浜3の交差点をスタートし、心斎橋の新橋北交差点までの約1・7キロを約1時間かけてゆっくり南下。沿道に集まった大勢のファンに手を振った。
阪神は03年、05年、23年に御堂筋で優勝パレードを実施。23年はパ・リーグ優勝のオリックスと午前、午後に分かれて神戸と大阪の2カ所で同日パレードを行った。
スタート地点でのセレモニーには主催者の大阪府・吉村洋文知事(50)、大阪市・横山英幸市長(44)も参加。吉村知事は「この優勝パレードが盛大に開催できてうれしいなと思います。多くの人にお越しいただいて、阪神の今年の優勝を皆さんと一緒に祝うことができて良かったと思います。また来年も優勝、そして日本一を目指して頑張ってもらいたいと思います」と話した。横山市長も「(阪神の)連覇、3連覇と願ってます。万博の年に素晴らしい機会になったことで、ほんとに喜んでます。大阪、関西も(阪神に)負けじと盛り上げていきたいと思います」と続けた。
今回のパレードは企業協賛の他、クラウドファンディング(CF)で協賛を募集。この日の正午時点では約3500万円強が集まってた。目標金額5000万円には未到達。吉村知事は「クラファンにご協力いただいた皆さんに改めて感謝を申し上げます。企業の協賛と合わせまして、なんとかこのパレード実施することができました。(CFは)11月30日までやってますんで、よろしくお願いします」と話した。
阪神は来季2リーグ分立後、球団初の連覇に挑む。来季優勝時のパレード開催について同知事は「来年のこと言うと鬼が笑いますから。まず皆さんで来年の優勝を応援しましょう。優勝したら、その時はまた市長と相談していろいろ考えたいと思います。もし来年やるときは皆さんにもクラファンをお願いしたいと思います」と話すにとどめた。
また、阪神ファンの高市早苗総理(64)は南アフリカでのG20とブッキングしていることもあり、パレードには来場しなかった。吉村知事は「優勝パレードやりましたって高市総理に報告しときます。(阪神が)日本一になったら来てくださいって言っときます」と、話した。