楽天入江大樹内野手(23)が19日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、30万円増の年俸580万円でサインした。入…
楽天入江大樹内野手(23)が19日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、30万円増の年俸580万円でサインした。
入江は仙台育英(宮城)出身で、今秋のドラフト会議では同校の1学年後輩にあたる早大・伊藤樹投手(22)が2位で指名された。「プライベートと野球してる時の姿は全然違う感じで。マウンドに立ったら同級生のピッチャーとかもいたんですけど、それよりもなんか頼りになるような、完成度の高いピッチャーです」と右腕を称した。
先輩の意地を見せたい。「いきなり1軍とか呼ばれるような順位だったので、自分も負けないように頑張りたい」と切磋琢磨(せっさたくま)するつもりだ。
今季は7月上旬に初昇格すると、4試合に出場して10打数1安打の打率1割、2打点。7月11日のソフトバンク戦ではモイネロから決勝打を放ち、難攻不落の左腕に黒星をつける原動力となった。
秋季練習期間は一塁にも挑戦した。「まだ守れるっていうレベルまでは来てない」と話すが、二塁、三塁、遊撃で出場経験があるだけに内野の全ポジションと外野を守れるユーティリティー性を武器にアピールしていく。
来季はブレークを果たす1年にする。「今年以上に1カ月以上1軍にいるとか、黒川さんみたいな、一気に飛躍できるような年にしたい」。シーズン途中からレギュラーに定着した黒川のようにポジションを確立する。(金額は推定)